令和5年1月末の特殊詐欺認知状況

1 件数は同数、被害額は約1億4,700万円の減少(前年同月比)

 令和5年1月末における特殊詐欺の被害状況は、認知件数が12件で前年同期比で同数(±0%)、被害額が約4,100万円で約1億4,700万円減少(-72.1%)しています。さらに、被害者の66.7%が高齢者(65歳以上)です。

2 令和5年1月中に認知した主な事件

⑴ 高齢者施設入居権にかかる架空料金請求詐欺

 被害者(80歳代女性)は、老人ホーム関係者を名乗る男から「あなたは老人ホームの入居枠を持っている。」「入居したい人がいるので、あなた名義で契約していいか。」との詐欺電話を受け、名義を貸すことを了承したが、その後、金融庁職員や弁護士を名乗る男から電話で「名義を貸すのは違法。」「現金を差押えられる。」「その前に現金を預かる。」などと言われ、複数回にわたり、東京都内の住所に宅配便で現金を送ったり、男が指示した口座に振込みをして計約1,550万円をだまし取られた。

⑵ 甥をかたるオレオレ詐欺

 被害者(90歳代男性)は、甥を名乗る男から「友人が証券で失敗し、自分の口座が凍結された。解除にお金が必要。」との詐欺電話を受け、自宅付近に訪れた弁護士の助手を名乗る男に現金500万円を手渡し、だまし取られた。

3 少しでも「変だな」と思ったり、不安を感じたら警察相談電話「♯9110」

 宅配便で現金を送付させる架空料金請求詐欺が多く発生しています。宅配便で現金を送ることはできません。『宅配便で現金を送れ』は詐欺です。絶対に送ってはいけません。突然の電話でお金の話が出たら、相手が誰であっても、一度電話を切り、警察相談電話「♯9110」に連絡してください。

4 道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手!

 被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り
込まれています。ぜひご活用ください。

5 家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

カテゴリー

お問い合わせ

環境生活部くらし安全局道民生活課道民生活係(啓発・安全安心)

〒060-8588札幌市中央区北3条西6丁目

電話:
011-206-6148
Fax:
011-232-4820
cc-by

page top