令和4年5月末の特殊詐欺認知状況

1 件数・被害額が増加(前年同月比)

 令和4年5月末までにおける特殊詐欺の被害状況は、認知件数が114件で前年に比べ42件増加(+58.3%)し、被害額が約5億2,700万円で約3億7,200万円増加(+338.4%)しています。

2 令和4年5月中に認知した主な事件

⑴ 孫をかたる損失補てん金等名目のオレオレ詐欺被害

 被害者(90歳代女性)は、孫を名乗る者から「会社の重要な荷物を間違った宛名に送ってしまった。弁償金が必要だ。」などとの詐欺電話を受け、自宅付近で孫の上司を名乗る者に、約200万円を手渡し、だまし取られた。

⑵ サービス利用料金等名目の架空料金請求詐欺被害

 被害者(50歳代男性)は、携帯電話に「ご利用料金の支払い確認が取れない。至急電話をください。」との内容のSMSが届き、SMSに記載された電話番号に連絡したところ、日本個人センター協会の職員や警察官を名乗る者などから、「携帯電話が不正使用されている。」「ウイルスに感染して被害が出ている。保険に加入する必要がある。」などと言われ、指定された口座に合計880万円を振り込み、だまし取られた。

3 少しでも「変だな」と思ったり、不安を感じたら警察相談電話「♯9110」

 息子や孫など親族を名乗るオレオレ詐欺が多発しています。
 突然の電話でお金の話が出たら、相手が例え親族だと思っていても、一度電話を切り、警察相談電話「♯9110」に連絡してください。
 また、架空料金請求詐欺や還付金詐欺の被害も継続して発生しています。
 「自分だけはダマされない」と思わず、詐欺の手口に関心を持っていただき、少しでも「変だな」と思ったり、不安を感じた場合は警察相談電話「♯9110」に連絡してください。

4 家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。
 ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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