アッケシソウ(厚岸草)
代表的な花一覧 |
北海道の代表的な花一覧
アッケシソウ(厚岸草)
山野草 アカザ科
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花の特性
アッケシソウは、塩分を多く含む湿地(塩湿地)に育つアカザ科の植物。オホーツク側のサロマ湖や能取湖、藻琴湖、また根室側の温根沼、風蓮湖、尾岱沼、厚岸湾など潮の干満によって時間的に海水の影響を受ける地域で見られる。
草丈は10~30センチほどで花も葉も目立たないため、その姿は茎だけという印象を与える。その茎が、8月中頃から赤くサンゴ色に変色し、一面赤い絨毯をしきつめたようになる。夏から秋にかけての、道東地域を代表する花風景となっている。
● 開花時期
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | ||||||||||||||||
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● 原産地/分布
分布:北海道、本州(北部)、四国
花にまつわるエピソードなど
●この植物は明治24年に厚岸町の牡蠣島で発見され、その地名にちなみ北大の宮部金吾博士がアッケシソウ(厚岸草)と命名した。その後、網走市のモヨロ貝塚の発見者で当時網走市立博物館の館長をしていた米村喜男衛氏が、秋の深紅色に染まるその様が珊瑚を思わせることからサンゴソウと呼ぶのがふさわしいと主張、それがきっかけとなりサンゴソウという名称も広く知られるようになった。
花の名所
能取湖サンゴ草群落地
キムアネップ岬
コムケ湖 小向原生花園
野付半島原生花園
平成26年度都市公園花観光推進事業
花に関する情報は、花の名所に記載の公園の管理者か、お近くの緑の相談所へご連絡ください。
緑の相談所(都市緑化植物園)
都市住民に対し植栽樹種の選択、植栽方法、病虫害防除等に関する指導、樹木及び草花の販売及び購入のあっせん、都市緑化に関する広報活動、各種催し物の開催等を目的に設置されております。
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