ブロック塀の耐震設計
住宅の耐震化のために
(4)ブロック塀の耐震設計のポイント
補強コンクリートブロック造等の建築物の耐震性は高く、地震時に倒壊した事例はありません。しかしながら、施工不備によるブロック塀や集合煙突の被害は後を絶ちません。地震時に塀の下敷きとなり命を失った事故もありますので、適切な施工が施されているか、劣化は進んでいないか等を確認することをお勧めします。
ブロック塀設計のポイント
高さ |
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1.5m(7段)以下が望ましいです。 | |
ブロックの厚さ |
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12cm以上とし、塀が高い場所は15cm以上のものを使いましょう。 | |
基礎 |
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T型・L型のフーチング月の鉄筋コンクリート基礎とし、道路に接する場合や地盤が軟弱な場合は特に強固とします。 | |
根入れ深さ |
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基礎の高さは45cm以上とし、土に埋まっている部分は最低40cm以上としましょう。 | |
控え壁 |
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塀の長さ3.4m(ブロック8個分)以内ごとに40cm以上突出した控え壁を設置します。 控え壁は鉄筋コンクリートでつくり、塀部分に食い込ませるとより強固になります。 |
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いたんでいませんか? |
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ブロックは耐久性が高く、通常は劣化の心配はありません。しかしながら、雨水などに対するおさまりが悪いと凍害等の劣化が進行し、ブロックがぼろぼろになるだけでなく、内部の鉄筋をも腐らせてしまい、せっかくの高い安全性と耐久性が著しく損なわれることとなります。 |