滝の上発電所(たきのうえ はつでんしょ)

発電所の概要

 滝の上発電所は、北海道炭礦汽船株式会社が炭鉱の自家用発電施設として夕張市滝ノ上地点に大正14年1月に建設したものです。炭鉱の閉山により自家用発電所としての目的を失ったこと等から、平成6年4月に譲渡を受けて運営をしてきましたが、老朽化が著しいことから、平成22年3月に運転を停止。平成25年度から施設の改修と水車発電機の更新工事を行い、平成28年10月に運転を再開しました。

 発電所は、景観の優れた千鳥ヶ滝や竜仙峡近郊に位置しており、滝の上自然公園に隣接しています。旧発電所建屋のレンガ造りの外観は、大正時代のレトロな雰囲気を楽しむことができます。

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滝の上発電所 新(左)・旧(右)建屋
 

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滝の上発電所 新水車・発電機

発電所の概要
運転開始 大正14年1月(平成28年10月改修)
出力 1,900kW
年間発電電力量 8,946,800kWh(令和5年度実績) 
(一般家庭約3,200戸分)
注:1戸2,760kWh/年で換算
水車型式 S形チューブラ
発電所型式 水路式

 

滝の上取水堰の概要

 滝の上取水堰は、発電専用施設として沼の沢取水堰下流約17kmの夕張市滝ノ上地点に建設され、最大毎秒12.0立方メートルを取水し、約330mの導水路トンネル等を経て、滝の上発電所に導水するものです。

滝の上取水堰.png

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