アディクションと依存症
なかなかコントロールの効かない癖や習慣のことをアディクション(嗜癖)と言います。自分の意思ではやめたくても、やめられない状態となり、どうしようもなくなると「○○依存症」と病名がつくことのある心の病気です。
例えば、アルコール・薬物・ギャンブル依存症等は耳にする機会も多いと思いますが、食行動のコントロールが難しくなる摂食障害もアディクションの一つと言えます。
アディクションはご本人だけでなく、ご家族の方も巻き込む病気です。しかし治療を受けることで回復する可能性があります。
アディクション相談窓口について
精神保健福祉センターはアルコール健康障害、ギャンブル等依存症、薬物依存症に係る全道の中心となる相談拠点となっております。
また、様々なアディクションに関する問題でお困りの方からの相談を随時お受けしておりますので、ご本人、ご家族、関係者の方はぜひご相談ください。
相談員・精神科医師が対応いたします。守秘義務等は厳守しますので、安心してご相談ください。
来所相談の流れ
- 電話で事前にご予約をお願いします。その際には簡単にお困りの内容を聞き取りします。
- 来所時に相談員による面接および精神科医師による診察をします。
- ご本人・ご家族と相談のうえ、治療方針を決め、必要に応じて利用できる社会資源等をご紹介します。
相談予約ダイヤル 011-864-7000
原則、札幌市民以外の道民の方が対象となります。
札幌市民の方は、札幌市依存症相談窓口(011-640-7183)へご相談ください。
各アディクションについて
上記以外についても様々なアディクションに関する相談を受け付けています。
依存症専門医療機関・依存症治療拠点機関について
北海道では、道内において依存症患者が地域で適切な医療を受けられるよう、アルコール健康障害、薬物依存症、ギャンブル等依存症に関する治療を行っている専門医療機関について、厚生労働省が定める選定基準に基づき知事が指定しています。
自助グループ、回復施設について
自助グループとは同じ悩みを抱えた当事者同士が自分たちの回復のために互いに助け合いサポートし合うグループ活動です。
依存を止め続けるためには通い続けることが大きな支えとなります。
回復施設とは、回復の手助けをするリハビリ施設です。共同生活を通じた規則正しい生活(ミーティング・各種プログラム等)をし、社会復帰を目指す宿泊型自律訓練施設です。
その他
他機関が実施する研究への協力について
当センターは、愛知県精神保健福祉センターが実施する研究に協力しています。
研究計画名
「全国精神保健福祉センターにおける各種依存症対応プログラムの実施状況など活動状況の調査」