北海道では平成10年に自殺で亡くなる方が増加し、現在においても年間900人以上もの方が自ら命を絶っています。
自殺には様々な問題が複雑に関係しており、個人の問題として片付けることのできないものです。また、自殺は本人のみならず、家族や周囲の人々にも大きな悲しみをもたらし、社会全体にとっても大きな損失となります。
自殺対策は社会全体で取り組まなくてはならない重要な課題です。
道では、平成20年11月に「北海道自殺対策行動計画」を策定し、具体的な施策を始め、平成21年4月には北海道地域自殺予防情報センターを設置し、自殺の実態や各地域における特徴などを踏まえ、予防・対策などについて総合的に取り組んでまいりました。平成28年4月からは北海道地域自殺対策推進センターと名称を変更し、従来の機能に加え、市町村の自殺対策行動計画に基づいた市町村支援、自死遺族等に対する様々な支援情報の提供等に新たに取り組んでおります。
一人でも多くの命を救うために、道民の皆様と共に考え、情報を提供し、住みよい社会を目指していきます。