ダニに咬まれないようにご注意ください
北海道において、マダニが媒介する新たなウイルス(エゾウイルス)が発見されました。
マダニは特に、春から秋にかけて活動が盛んになります。
屋外での活動には、肌の露出を少なくするなど、マダニに咬まれないように工夫しましょう。
ダニ媒介感染症に関する調査について
北海道では、毎年、ライム病や新興回帰熱などのダニ媒介感染症の患者が多く発生しています。北海道内でのみ患者確認報告のあるダニ媒介脳炎では死亡例も発生しています。
また、新たに発熱や筋肉痛を主訴とするエゾウイルスの感染も確認されていますが、北海道のみの確認となっており感染症法に基づく行政検査の対象となっていません。
ダニ媒介感染症の対策のため、感染症のさらなる解明を進める必要があり、北海道立衛生研究所において、エゾウイルス等の調査研究を行うこととしました。
医療機関の皆様へ
ダニ媒介感染症を疑う診断をした際には、最寄りの保健所にご相談ください。その上で、ダニ媒介感染症の行政検査に併せ、エゾウイルス等の調査研究にご協力いただけるということであれば、患者(受検者)様に説明の上、同意を得ていただきますようお願いします。下記文書もご参照ください。
ダニ媒介感染症(疑い)患者の皆様へ
ダニ媒介感染症の対策には、病態の解析、感染のまん延状況の把握等のための調査研究が不可欠であり、これらはダニ媒介感染症対策につなげる重要な基礎データとなります。
医療機関や保健所から協力依頼等がありましたら、ご理解とご協力をお願いします。
問い合わせ先
本調査の全般に関すること
北海道立衛生研究所感染症部
〒060-0819 札幌市北区北19条西12丁目
TEL:011-747-2760
本調査の流れに関すること
北海道保健福祉部 感染症対策局感染症対策課感染症対策係
〒060-8588 札幌市中央区北3条西6丁目
TEL:011-231-4111(内線:25-534)