1.「にんしんSOSほっかいどう」とは
全国では、妊娠を誰にも相談できないまま医療機関以外の場所で出産し、対処法がわからず生後間もない乳児が死亡する事件が発生しており、その背景には、望まない妊娠や10代の妊娠があることが重大な問題となっています。北海道では、妊娠にとまどっている方に向け、地域の相談窓口を紹介するホームページ「にんしんSOSほっかいどう」を開設していますが、この度、若い世代に集中的なアプローチを行うこととし、天使大学のご協力のもと、「学生向けポスター及びステッカー」を作成しました。
2.天使大学大学院とのタイアップ事業について
天使大学大学院助産研究科は、助産師の資格取得を目的とした看護師資格を有する方のコースです。6人の学生で検討チームを作り、3回のミーティングを重ね、悩んだ学生が人目を気にせず情報を得られる方法を話し合い、専門的な知識と同世代の目線で、コンセプトやキャッチコピーなどを話し合いました。
●キャッチコピー
『どうしていますか?未来のわたしーその日のために知って欲しいことがありますー』
望まない妊娠は特別な人の問題ではなく、みんなに関係があることを伝えるため、問いかける表現にしました。また、自分を大切にして欲しいという思いから「未来」や「将来」をキーワードにしました。
さらに、妊娠や出産は女性だけの問題ではないので、男女一緒の写真を選び、悩んでいる人も共感できる表情にしました。
●掲示場所について
道内の高校、大学などに配布し、ポスターは学生玄関やホールなど学生が多く集まる場所、ステッカーはトイレの個室(男女)に貼ってもらえるよう呼びかけを行っています(ポスター等の配布は終了しました)。
北海道保健福祉部子ども未来推進局